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パパにもっと子育てに協力してほしいです

パパも子どもだと思って育てましょう!

男女では本能的に役割が異なることを理解しましょう。お母さんは本能的に「守らなければいけない」という責任感から自然と子育てについての情報を得て学んでいきますが、お父さんにはその衝動がありません。子どもが生まれる前から、子どもに勉強を教えるようにパパにも育児について教えてあげましょう。「1+1=2 なんだよ!」レベルから、教えてあげる心づもりでいると、イライラせずに心のゆとりをもてます。とはいえ、パパのプライドを逆なでするような表現は避けるべきではあります。旦那さんを掌で転がすような、女優になりましょう。

パパに育児を手伝ってほしい

子育てでもパートナーとの関係でも、「やってくれるのが当たり前」と思わず、何か少しでもしてもらえたら「ラッキー!」と感じるくらいの気持ちを持つことが大切です。その感謝の気持ちが自然と素直な言葉になり、「助かったよ!」「ありがとう!」と伝えることで、相手も褒められる喜びから、またやる気が湧いてくるものです。

特にパパへの感謝や愛情を言葉で伝えると、パパも「返したいな」と思えるきっかけになります。パパの仕事が忙しくて見えにくい部分があったとしても、「頑張ってくれてるんだね」と認め、感謝を伝えることで、お互いに助け合える関係が築けるのではないでしょうか。

大事なのは、親として、パートナーとして「思いやり」の積み重ねです。察してもらおうと期待するのではなく、きちんと言葉にしてお願いをし、やってもらったら「ありがとう」と伝える。この繰り返しが、家庭全体を温かいものにしていくのだと思います。

穏やかで思いやりあふれる日々が、親子関係も夫婦関係もより良いものにしていくはずです。焦らず、できることから少しずつ始めていきましょう。

共感してほしい

パートナーとの関係をより良くするためには、まず旦那さんの今の状況や心の状態を理解することが大切ですね。そのためには、子どもの話題だけに偏らず、仕事のことや趣味、好きなものについても話をしてみて、リラックスして楽しい時間を共有することが有効だと思います。旦那さんに心の余裕が生まれると、自然と子育ての話題にも耳を傾けやすくなるものです。

また、共感や興味を求める一方で、過剰に期待したり押し付けたりすると、かえってプレッシャーになってしまうこともありますよね。「こうしてくれたらいいな」と思う気持ちを、まずは温かく見守りながら、思いやりのある言葉や態度でコミュニケーションを取ることが大切です。

少しずつお互いの理解を深めていく中で、より自然に、そして穏やかな関係性を築けるようになるのではないでしょうか。焦らずゆったりと歩み寄ることで、家族全体があたたかな空間になると思います。

どうしたらパパが自分から育児に参加するか

パパが子どもと楽しんでいる姿を見たら、そのまま温かく見守ることが、お母さんにとっても、家族にとっても素敵な子育ての一歩ですね。ママが考える「正しい子育て」とは違っていても、子どもが本心から喜んでいる瞬間を尊重し、信じてあげることが大事だと思います。

パパはパパなりの役割を持っていて、ママと全く同じ方法で子育てをする必要はありません。それぞれの個性やアプローチが、子どもの成長に豊かさを与えるのです。「仏のような心」で、パパを見守りながら信頼する姿勢が、家庭の中での穏やかな空気を作り出すのではないでしょうか。

子どもにとって、パパもママもそれぞれの愛情や役割をもらえることが、とても大きな安心感になるはずです。一緒に、温かい家庭を築いていきましょう。

 

 

Q

夜泣きが頻繁で睡眠不足になる

夜泣きの意味を理解してあげましょう!

夜泣きに悩むお母さんへ。まずはお子さんの泣くタイミングや状況を数日間観察し、その原因を探ることから始めてみましょう。その子、その子によって思いがことなりますので、ケースを想定しながら参考にしてみてください。

 

1、「生活習慣」が原因である場合

まず、朝は早起きをして日差しを浴びる時間を作りましょう。お散歩や軽い運動を取り入れると、心地よい疲れが夜の睡眠を助けます。また、お昼寝の時間や長さを成長に合わせて調整し、無理のないリズムを整えることも大切です。

夜は、お子さんが穏やかな気持ちで眠りにつけるよう、優しく寄り添いましょう。一緒に寝るつもりで愛情をたっぷり注ぎ、不安や緊張を和らげてあげてください。お母さんの心の安定は、お子さんにとっても大きな安心になります。

小さな変化の積み重ねが、夜泣きの改善につながるかもしれません。一歩ずつ、ゆっくり進めていきましょう。

2、興奮した状況と環境が原因

視覚や聴覚からの情報が多すぎる日は、お子さんがなかなか寝付けないことがあります。テーマパークなどで楽しい時間を過ごした後は、お母さんも「今日は夜泣きするかもしれない」と心の準備をしておくことが大切です。

夜は、焦って寝かせようとせず、一緒にゆっくりと過ごす時間を作ってみましょう。添い寝をしたり、「今日楽しかったね」と声をかけたりすることで、お子さんの興奮が落ち着き、安心して眠りにつきやすくなることもあります。楽しかった一日の余韻を共有しながら、穏やかな気持ちで寄り添ってみてください。

3、お母さんの心の不安を受け取る

お母さんが「早く寝かせたい」「早く泣き止んでほしい」と思うほど、お子さんがなかなか寝なかったり泣き止まなかったりすることがあります。そんな時は、少し心にゆとりを持ってみましょう。子どもは夜泣きをする時期があるものだと受け止め、無理に焦らず、抱っこしてゆったりと寄り添うことで、自然と落ち着くことがあります。

また、ご夫婦やご家族の協力を得ることも大切です。「そういう時期だね」「しょうがないよね」と理解し合うことで、お母さんの心の負担も軽くなります。そして、もし近隣に音が気になる場合は、普段からご近所とのコミュニケーションを大切にし、「今はこういう時期なんです」と相談してみると、理解してもらいやすくなります。困った時こそ、「ご迷惑おかけしてすみません」と伝える気持ちを持つことが安心につながるでしょう。

4、脳が記憶を整理するときに夜泣きがおこる場合

お子さんが言葉を理解し始める1〜3歳ごろは、夜泣きが多くなる時期でもあります。これは、脳が寝ている間に記憶を整理しようとする過程で、楽しい思い出や新しい情報が頭の中で整理しきれず、興奮してしまうことが原因となる場合があります。

ただ、この時期も成長とともに自然に落ち着いていくものですので、あまり焦らずに見守ることが大切です。小さいうちは、過剰な情報を与えすぎないようにし、年齢に合った穏やかな環境で過ごすことを心がけましょう。例えば、教育的な刺激を与えすぎず、お子さんがリラックスできる時間を作ることがポイントです。

5、発達的に敏感な場合

発達的に敏感なお子さんの場合、それは体質や性質の一部と理解することが大切です。そのため、無理に変えようとせず、「こういうものだ」と心のゆとりを持つことが親御さんにとっても大切ですね。そして、お子さんの特性を家族で共有し、みんなで理解を深め、協力し合える環境を作ることが重要です。

また、昼間にお母さんが休める時間があれば、一緒にお昼寝をしてみるのも良い方法です。「寝ている間に何かしよう」と考えがちですが、敏感なお子さんはお母さんがいないことを察知してしまうこともあります。一緒に寝ることで、安心感を与えるだけでなく、お母さん自身も体を休めることができます。
 


 
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Q

怒りっぽく、すぐに泣き出す

子どもが自分の思いを言葉にするサポートが大切です!

4〜6歳のお子さんは言葉が使えるようになりますが、感情のコントロールや整理がまだ難しい時期です。この年代では、親との対話や日常的な関わりを通じて、自分の気持ちを整理する力を育てることが重要になります。たとえば、「どうしてこんな気持ちになったのかな?」と優しく問いかけ、子どもが自分の思いを言葉にするサポートをすることで、自己表現のスキルを伸ばすことができます。

1、感情が豊かな子どもであること

怒りっぽくて泣きやすいと捉えるのではなく、「感受性が豊かで、思いを表現する力が強い」と考えることが大切です。そして、お母さんがお子さんの気持ちを整理するサポートをすることで、その感情の豊かさをポジティブな方向に導き、成長を支えていくことができるでしょう。

感情豊かで表現の幅が広いお子さんを育てることは、素晴らしいことです。そのような特性をポジティブに受け止めていくことで、お子さんの個性や才能を大切に育むことができます。

2、言葉でうまく表現できない

3歳から5歳のお子さんは、まだ語彙力が十分に発達していないため、自分の気持ちや思いをうまく言葉で表現することが難しい時期です。そのため、感情が先に出てしまい、怒ったり、悲しんだりすることが多く見られます。

お母さんたちは「どうして怒っているの?」と問い詰めるのではなく、「こういうふうに感じたのかな?」と子どもの気持ちを汲み取る姿勢を持つことが大切です。そして、お子さんが伝えやすい簡単な言葉を教えてあげることで、少しずつ自分の感情を言葉にして表現できる力が育まれていきます。

3、自分より、友だち(や親)のほうが口が達者で言いくるめられ、そのストレス

子どもだけでなく、大人も高圧的な態度や言葉のやりとりに困惑し、イライラしたり涙が出てしまうことはありますよね。特に小さな子どもは語彙力が十分に発達していないため、自分の気持ちをうまく伝えられず、感情が先に出てしまうことがあります。これも子どもが自然に取る行動の一つであり、無理に押さえつけようとするのではなく、気持ちを受け止めてあげることが大切です。

例えば、幼稚園で嫌なことがあった時などに子どもが少しイライラしていたら、親が普通の会話の中でじっくり話を聞いてあげることで、何が良かったのか、何が正しかったのかを一緒に整理していくことができます。そして「じゃあ次はどう伝えたらお友達にわかってもらえるかな?」と考える経験を与えることで、少しずつ感情のコントロールや表現力を育むことができます。

また、親が過剰に反応しないことも重要です。「本当にそうだよね!」と一緒に感情的になるのではなく、落ち着いて聞き、穏やかに整理してあげることが子どもにとって安心感を与えます。そして、「嫌なことがあってもママが守ってくれる」という信頼が子どものストレスを軽減し、心の安定を育む助けになります。

4、感情をコントロールできない年齢

3歳から5歳のお子さんは、感情のコントロールがまだ未発達であり、それも成長過程の一部です。この時期に怒ったり泣いたりすることは、周りの反応や親の対応を通じて、自分の感情を理解し、表現する方法を学ぶ大切な経験です。

こうした行動は仕方のないものとして受け入れ、親が冷静に対応することで、お子さんも安心して落ち着くことができます。お母さんやお父さんが穏やかな姿勢を見せることで、子どもたちはその安定感を感じ取り、自分の感情を落ち着ける力を徐々に身につけていくことでしょう。

5、意外と知的

感情豊かな子どもたちは、その豊かな表現力や感受性が、将来的に大きな可能性を秘めていることが多いですよね。保育士としての25年の経験から、怒りっぽさや泣きやすさが、実は賢さや自分で考える力、そして自立心につながる素質の一部であるという視点は、とても深い洞察だと思います。

確かに、今は親御さんが困る瞬間もあるかもしれませんが、「意外とこの子は頭がいいのかも」と感じながら、その個性を伸ばすサポートをしてあげることが重要ですね。感情豊かで賢い子どもたちの知的な側面を引き出すには、感情をしっかり受け止めながら、適切な環境を提供することがポイントになるでしょう。

6、家庭環境

おっしゃる通り、子どもは親の姿を見て育つため、家庭環境が子どもの感情表現や行動に大きな影響を与えることはよくあります。もしママやパパが感情的になりやすかったり、環境的にストレスを感じやすい状況にある場合、まずは親自身の感情を見直し、落ち着きを取り戻すことが、子どもの成長にとってとても大切です。

また、親同士の関係性が安定していることは、お子さんに安心感を与えます。家庭の中で親が冷静で穏やかな姿勢を見せることで、子どもも自然と穏やかな感情を育むことができます。日々の中で少しずつ心の余裕を意識しながら接することで、家庭全体がより安定した空間になるのではないでしょうか。

 


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Q

学校でのいじめが心配

いじめに「関わらない」ことはできない

9割の子どもがいじめに全く関わらずに成長することはできない、というデータがあります。

小さい頃から相手の気持ちを理解する力を育むには、まず子ども自身の気持ちを理解し、受け止めてもらう経験が大切です。親が子どもの感情に寄り添い、「どう感じたのか」「なぜそう思ったのか」を丁寧に聞いてあげることで、子どもは自分の感情を安心して表現し、それを整理する力を身につけていきます。この積み重ねが、相手の気持ちを尊重し理解する力の基盤になりますね。

また、何かが起こった際に「相手が嫌だった」と感じることは、それがいじめや傷つける行為と見なされる可能性がある、という認識を持つことも重要です。「そんなつもりはなかった」という言い訳ではなく、「ごめんね、気をつけるね」と素直に謝ることが、最小限のトラブルに抑え、人間関係をより良い方向に導く第一歩になります。

親としても、時には失敗することがあって当然だと受け入れながら、お子さんと一緒に学んでいく姿勢が大事です。そして、「嫌なことは嫌だ」と小さな頃から表現する力を尊重し、子ども自身もそのようなコミュニケーションができるように支えていくことで、平和で尊重し合える関係を築いていけるのではないでしょうか。穏やかな対話を通じて、健やかな成長を見守っていきたいですね。

いじめにあってたら心配(被害者として)

親子のコミュニケーションを大切にしながら、お子さんの日々の様子をしっかり見守ることは、何よりも重要ですね。普段からお子さんの表情や行動を観察し、小さな変化にも気づいてあげることで、安心感を与えられるだけでなく、早めに対処できる可能性が広がります。

特に、子どもが楽しく話をしているか、学校や友達との関係がどうなのか、日常的にさりげなく聞き出すことが信頼関係を築くきっかけになります。そして、必要であれば、持ち物や環境の確認も時折行うことが、安心を得る一つの方法かもしれません。ただし、過度に干渉せず、あくまで自然な会話や行動の中で感じ取ることが大事ですね。

さらに、金銭的なことや学校生活についても、年齢に応じた適度な見守りが必要です。心配な場合には、学校の先生や近所の方々から情報を得たり、頼りになる親御さんと話をするのも一つの方法です。子どもの自立心を育てつつも、何かあればいつでも支えるという姿勢が、お子さんにとって心強いサポートになるでしょう。普段から先生や、近所のコミュニティとかかわりをもつ習慣が大切です。

親としての細やかな見守りと心配りが、子どもが安心して成長できる環境を作る鍵ですね。穏やかな気持ちで、じっくりと関わっていきましょう。

子どもがいじめをしないように育てるには

お子さんが加害者側になってしまう可能性に対して不安を抱くのは、親としてとても自然な感情です。そして、そのような不安を抱えつつも、未然に防ぐためにどのような行動が大切かを考える姿勢は素晴らしいですね。

確かに、いじめに関して悪意を持って始めるケースは少なく、好奇心やいたずら心、周囲からの注目を浴びたいという気持ちなど、日常の中の小さなきっかけから発展してしまうことが多いようです。そのため、親が日頃からお子さんがどのように友達と接しているか、どのような遊び方をしているかに注意を払い、見守ることが重要です。

さらに、学校や地域の他の親御さんと協力し合い、お子さんの日常の様子を共有することは大きな支えになります。「こういうことがあったよ」と教えてもらった場合は、冷静に状況を受け止め、どうしてそのようなことが起きたのかをじっくりお子さんと話し合うことが必要です。これは単に叱るのではなく、状況を理解し、共感しながら話を進めることで、お子さん自身も自分の行動の意味や影響を考えるきっかけとなります。

また、地域全体で「見守る」文化を作り、人間関係のこじれを早めに察知して解消していくことが大切です。コミュニケーションを通じて、人との関わり方や相手を思いやる心を育むことが、加害行動を防ぐための大きな力になるでしょう。

ご家庭や地域のつながりを活かしながら、お子さんが安心して健やかに成長できる環境を一緒に作り上げていけると良いですね。必要であればさらに具体的なポイントもお伝えできますので、いつでもお声掛けください!

Q

思春期に入り、こどもとの会話が減った。

そもそも「思春期」を理解すること

思春期は、お子さんが心も身体も大きく成長し、自分自身の考えや価値観を築き始めるとても大切な時期ですね。この時期は、「親が言うことは本当に正しいのか?」と疑問を抱き、親への反抗や自分の意見を主張することが自然に生まれてくるものです。それは、子どもが自立へと向かう準備をしている証拠でもあります。

ただ、時代や経験が異なる親として、子どものこの変化を完全に理解するのは難しいこともありますよね。お母さんが反抗期を強く経験した場合と、お父さんが反抗期を全く経験しなかった場合では、子どもの行動への見方が異なるのも当然です。でも、それぞれの経験や考え方を共有し、親同士が理解し合うことで、子どもの思春期に対してもチームとして向き合うことができるのではないでしょうか。

また、親が自分自身の体験を話しながら、例えば「自分の小さな反抗期だったかも」と感じる思い出を共有することで、子どもとの会話のきっかけが生まれるかもしれません。子どもの反抗期は確かに戸惑う時期ではありますが、互いに理解しようとする姿勢を持つことで、子どもが自立するプロセスを温かく支えられる関係性が築けるはずです。

時には親として迷ったり、不安になることもあるかもしれませんが、お互いの考え方を尊重し合うことで、子どもの成長を見守ることがもっと楽しくなると思います。焦らず、ゆっくりと向き合っていきましょう。

親として寂しい

親として子どもが自立していく姿を見ることは、とても喜ばしい反面、寂しさを感じるのも自然な気持ちですよね。子どもには親から離れて成長し、自分の道を歩むための仕組みが備わっている一方で、親にはそうした「親離れ」のメカニズムがないといわれています。それが、子どもに対する強い愛情や執着、そして寂しさとして表れるのかもしれません。

ですが、その寂しさは、親としての大きな愛情の表れでもあります。そして、子どもは自分で選び、自分で道を進んでいく経験を通して、いずれ親のありがたみや愛情を深く感じる時が来ることでしょう。今はその成長のプロセスを「これは大切な一歩だ」と受け止め、温かく見守ることが、親としての大きな役割なのだと思います。

また、こうしたメカニズムや遺伝的な要素を知ることで、「しょうがないものだ」と少し肩の力を抜いて捉えられるのも、親自身の心を軽くする助けになるかもしれませんね。お子さんが自分の力で未来を切り開いていくその姿を、誇らしく見守る時間を楽しんでください。親もまた新しいステージに進む、一つの成長の過程だと思います。

子どもが何をしているのかわからない

思春期のお子さんは、直接アドバイスを受けることを嫌がることが増えてくる時期ですよね。そんな時には、無理にアドバイスをするよりも、お母さん同士の会話や情報共有を通じて「今こんな感じだよね」と共感し合うことが、とても有効だと思います。

また、お子さん自身が何に興味を持っているのかを探り、その話題を中心に会話を増やしてあげるのも良い方法です。例えば、学校の話題や勉強のことばかりではなく、もしファッションに興味があるなら一緒にアイデアを考えるなど、興味のある分野で親子の会話を楽しむことが、信頼関係を深めるきっかけになります。

さらに、そうした会話を通じて、友達とどんなことをして遊んでいるのか、どのような場所に行っているのかを自然に知ることもできます。ただし、まだまだ判断力が未熟な子どもだからこそ、大切なルールやいけないことについては、親としてきちんと向き合って話をする時間を設けることが必要です。

その際、あまり頻繁になりすぎないように、タイミングを見ながら「ここはしっかり伝えるべき」と判断して伝えることが、親としての大事な役割だと思います。お子さんの成長をそっと見守りながら、必要なときにしっかりと支えていく。そんな温かい関わりが、この時期の子育てにはとても大切ではないでしょうか。

 

これでいいのかな?という漠然とした疑問

思春期のお子さんが話さなくなるのは、自然な成長の一部として受け止めることが大切です。ただ、部屋に閉じこもったままで、家族との関係が希薄になることに不安を感じるのも、親として当然の気持ちだと思います。

そんな時こそ、例えば「必ず家族で食事を共にする」「1日の始まりや終わりにきちんと挨拶を交わす」など、小さなルールや習慣を通じて心のつながりを大切にすることが大事です。お子さんの自分の時間を尊重する一方で、家族と過ごす時間の価値を小さい頃から伝えていくことで、お子さん自身もその大切さを自然に感じ取ることができるでしょう。

また、リビングが居心地の良い場所になるような工夫も有効です。例えば、好きな飲み物やお菓子を用意したり、リラックスできる雰囲気を作ったりすることで、自然とリビングに足を運ぶきっかけを作れるかもしれません。

何よりも、お子さんと親が「ちょっと話してみたいな」と思える関係を続けていくためには、お互いが心地よくいられる環境とコミュニケーションの積み重ねが大切だと思います。一歩一歩、焦らず進めていきましょう。

 

Q

進路選択に対する不安が大きい

学校の選択について

今の時代、選択肢が広がっているからこそ、学力や有名校に固執する必要はないという考え、とても共感します。お子さん自身のやる気や興味が、人生を大きく変える可能性があるのは、実際の経験からも納得できることですね。

本人が行きたいと思う学校を選べる環境を整えてあげることは、モチベーションを高め、主体的に取り組む力を育むうえで非常に大切です。一方で、親の希望だけで学校を決めてしまうと、お互いが苦しくなり、親子関係にも影響を与えることがあります。そのため、お子さんが自分の選択に責任を持てるよう、「自分で決めることの意義」を伝えることが重要だと思います。

例えば、「自分が選んだ学校で、どんな立ち位置で、どのように成長したいのか」を一緒に考えたり、自分の人生を主体的に選び取るサポートをしてあげると良いですね。そして、高校に進むかどうか、どの学校に行きたいかなどの選択についても、お子さんが自分の選んだ道で努力していく覚悟を持てるよう、温かく見守りながら支えていくことが大切です。

親として焦らず、お子さんの自立を促しながら、時には方向性を一緒に考える伴走者として寄り添う。そのような接し方が、お子さんにとっても素晴らしい成長の土台になると思います。一緒に未来を楽しみに見守っていけるといいですね。

親が子どもに気を付けるべき対応

受験を控えるお子さんにとって、プレッシャーが過度にならないようにすることが何より大切です。大学や進路を自分で決めるということは、その結果や合否についてもお子さん自身が責任を持つということ。そのためにも、親御さんとしては冷静にサポートしながら、適切な環境を整えてあげることが大事になります。

例えば、「受験は〇校までに絞る」といった現実的なルールを、親子でしっかりと話し合って決めることが重要です。なんでも挑戦させてあげるという選択肢もありますが、その場合でもしっかりと家庭で計画を立て、金銭面やリソースについてもお子さんと共有することで、責任感と現実的な視点を育むことができます。

また、受験という現状だけを乗り越えることに集中するのではなく、その先の未来についても一緒に考えることが必要です。「この大学に行ったらどんな生活がしたいのか」「その学校でどう成長したいのか」など、将来をイメージさせることで目標が明確になり、お子さんのモチベーションを高める手助けになります。

さらに、試験当日の体調や結果に備えた予測や準備も欠かせません。「絶対合格」と思い詰めるのではなく、どんな結果になっても次にどう進むかを一緒に考えられるような安心感を与えることが大切です。受験は大きな挑戦ですが、お子さんが自分で計画を立て行動する姿を温かく見守ることで、大きな成長を支えることができるでしょう。

親子でしっかりと計画を立てながらも、柔軟な心でサポートし、未来への一歩を一緒に応援してあげてくださいね。

 

 

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